DroidKaigi 2017 ~ 2日目
DroidKaigi 2017、 2日目のセッションについて書きます。
1日目はこちら
Xamarin.Android で始めるクロスプラットフォームモバイルアプリ開発 (@amay077 氏)
かろうじて触ったことがあるXamarinですが、
じつは・・・Xamarinって、Android大好きでバリバリ書いてる人には不要?
という話がオチにあって、まあそうですね。せやな。
Xamarin好きなので今後も勉強していきます。
Xamarin.Android で始めるクロスプラットフォームモバイルアプリ開発 #droidkaigi #droidkaigi1 // Speaker Deck
未熟なチーム開発 (@kgmyshin 氏)
未熟なメンバーのチームで、どうやって無事リリースまでもっていくか。
知識がある人が設計の部分でお膳立て。
新卒育成は守破離で。
秩序とスピードを生み出すこと。
よくあることで、共感しました。
よく、あれこれ話し合っている割には何も決まらないことがあるけれど、
その中でも「決める」ことを意識することが必要なのかなと思いました。
unskilled_team_development_for_droidkaigi // Speaker Deck
Data Binding で実現する MVVM Architecture (Kenji Abe 氏)
MVVMとは、Model View ViewModel の3つで構成されるアーキテクチャ。その根幹には、Viewの値とViewModelを結びつけるデータバインディングがある。Viewに値をセットする取得する追加する削除するという考え方ではなく、ViewModelのメンバの値をそのままViewで結び付けて表示すします。
今まで直接Viewをプログラムで操作していたころは、結構値のセット漏れとか、ちょっとしたことで、動きに一貫性がなくなったりしていましたが、ViewModelの値をそのまま使うならばもれなく与えたデータの通り表示できます。
一度MVVMをやってしまうと、もうデータの追加とか削除とかが面倒になります。
きっとこれから重要になってくると思います。
それとMVVMの源流は WPFらしいです。
.NETでMVVMを学ぶのはよいことなのかもしれません。
DataBindingで実現するMVVM Architecture // Speaker Deck
エンジニアが武器にする Material Design (瀬戸 優之 氏)
エンジニアがデザインをできるようになろうという話でした。
もちろん、「ガイドラインを読もう」という話がありました。
ソフトのデザインは単にアイコンを作ればよいわけではありません。動きを含むユーザー体験全体に責任を持たなければいけないのですが、デザイナーがアイコンをくれたから適当に表示して動けばOKと思ってしまいがちです。私は。
もっとアプリ技術者がデザインに責任を持たなければならないということです。
アプリ技術者の中にも、デザインセンスが優れた人がいるかもしれません。 「デザインエンジニア」という新しい枠ができたら、よりよいアプリを作れることでしょう。
DroidKaigi 2017 ~ 1日目
XamarinとAndroid Wearぐらいしか触ったことがなかったのですが、DroidKaigiに行ってきました。Androidというくくりなので、話題の幅が多岐にわたり、Androidのことも学べるし、開発全般についての知見も得られると思い、参加してます。
技術的に詳しくないことが多々あるので、きちんとしたレポートはできませんが、何か書いてみます。
まず、スライドのまとめ記事がありましたので、これを見ながら思い返してみます。
逆引き マテリアルデザイン(荒木 佑一氏)
マテリアルデザインの話です。
デザインのことは全く素人なのですが、デザインのことを考える入り口として、マテリアルデザインを学んでみたいと思いました。
以下の内容が気になりました。
- しっかりとしたガイドラインがある。 → 登壇した人みんなが読むことを勧めていたように思います。
- タッチフィードバックを入れましょう → 自分は一切入れていませんでした。今までずっと、もっさりしたソフトを生み出していました。
まずはガイドラインをしっかり読みたいと思います。 WindowsでもMetro UIのガイドラインはしっかりしたものがあるのか気になりました。
スライド 逆引き マテリアル デザイン
リリース自動化と効率の良いリリースフローを求めて(Ryo Sakaguchi氏)
Android特有の話はあまりわからなかったのですが、ためになりました。
- ミス防止、属人化防止、そして本質的な業務に注力。
- git push origin master したらリリース。というのが理想。
Git-Flowが基本となる。そしてCIの紹介。
週1リリースしたいです。
その前に年1リリースを実現したいです。
小さくて速いモバイル開発の知見を、レガシーソフトウェア開発でもうまく取り入れられたら良いと思います。
スライド リリース自動化の導入と効率の良いリリースフローを求めて // Speaker Deck
大規模アプリのリノベーション(北村 涼 氏)
ためになりました。
古いアプリをリノベーションしていくことの実際を知ることができました。
ドメイン知識の獲得
- 紙に印刷して画面を知る。あるべき名前に変えていく。
画面を洗い出して印刷することに共感しました。
調べてみると知らない画面がたくさん出てきますよね。
ほかにいい方法があれば知りたいところですが、こうするしかなさそうという感覚です。
設計
- ライブラリを上げまくる
- アーキテクチャ。守るのではなく、着くずし。
- 「設計が確認できる程度のサンプルアプリを作る。」
サンプルを作るのは、いいアイディアだと思いました。
設計が確認できる程度というのが大事なのだと思います。
その後MVVMのようなモデルを採用した話になりました。 ViewModelは階層を持つようにしたという点。なんとなくそうなのかなと思っていたのでスッキリしました。
「見積る」ことが大事とのことです。
1~2週間ごとにリリースして様子見するとのこと。
短い間隔でのリリース体制はある程度前提かもしれません。
スライド droidkaigi-2017-renovation // Speaker Deck
Android アプリ開発の体力づくり(@operandoOS 氏)
初心者向けセッション。とはいっても DroidKaigi ですから、超初心者はほとんどいませんでした。
作りたいものを小さく早く作っていくのが大事ということなのですが、私はできていない。
早く何か形にしたいと思いました。
Material Design おすすめされていました。読みます。
Instant Apps というものがあるらしい。
インストールしなくても動くアプリとのことで “すぎょい”
だがしかし、勝手に未知の機能が立ち上がる未来を想像して、完全にそうなったらちょっといやかなとも思った。
スライド https://speakerdeck.com/operando/androidapurikai-fa-falseti-li-dukuri
ReactNativeはクロスプラットフォームモバイルアプリ開発の夢を見るか(中川 幸哉氏: @Nkzn)
ReactとReactNativeの話。
Reactを覚えると、似たような感じでReactNativeが使える。
Reactをまず知っている必要があり、Reactの世界に足を踏み入れる必要があるものの、入ったら結構まとまっていて、効率の良い開発ができるのではないだろうか。
Xamarinとは相容れない?
でも、どちらも知っておきたいです。
「銀の弾丸はない」ということです。
クロスプラットフォーム界隈の人々は必ずそういいます。
Geek Women Japan x Microsoft 20170304
こんにちはTKYMです。ブログをはじめました。
最近職場で周囲に影響され、カンファレンスとかいろいろ探していました。
Geek Women Japan とは女性エンジニアの集まるイベント運営団体です。
女性向けイベントなのですが、男性も参加できるということでして、
しかも好みのテーマがそろっていて、席が空いていたので思わず参加しました。
あと会場がマイクロソフト本社という興味深い場所。
イベントのページ http://geekwomenjapan.github.io/20170304/gwjpms/index.html
3ルームでセッション・ハンズオンをやっていて、
以下のセッションとハンズオンに参加してきました。
- 「モダンWeb開発におけるVSCode活用TIPS」(木村茉由さん @kimura_m_29)
- 「超簡単Visual Studio CodeではじめるAngular 2」(さっくるさん @sakkuru、佐川 夫美雄さん)
- 「Xamarin ハンズオン(Xamarin を実際に触ってみてアプリを作ってみよう!)」(ちょまどさん @chomado)
- 「LT大会」(gocciさん GOCCI - Qiita、片寄里菜さん@se_lina08 、ちゃんとくさん@tokutoku393 、まーやさん@maaya8585 、戸倉 彩さん@ayatokura )
まず、最初の2つは VSCodeの話題から。
「モダンWeb開発におけるVSCode活用TIPS」
(木村茉由さん @kimura_m_29 )
Visual Studio Code の基本機能をおさらいする感じでした。 今までフォルダで開けるシンプルなエディタとして使っていたのですが、意外といろいろできるらしいです。拡張機能がたくさん。毎月定期アップデートがあるそうです。
モダンWeb開発というものはしたことがないのですが、ここで挙げられていた条件の中で、
- ES6やTypeScriptといった上位互換言語を使う。
- Angular, React, Vue などのクライアントサイドフレームワークやViewライブラリを使う
があり、Web開発するぞ!と言って、はいjQuery、ではないということを認識。
今度Visual Studio 2017ではフォルダを開く機能が付くので、 フォルダを開くだけだったらどちらでもよくなるのかなと思うのですが、 この軽快なエディタをもっと使いこなしていきたいと思いました。
資料 モダンWeb開発におけるVSCode活用TIPS // Speaker Deck
「超簡単Visual Studio CodeではじめるAngular 2」
(さっくるさん @sakkuru、佐川 夫美雄さん)
まずはさっくるさんによるVSCode の説明
https://www.slideshare.net/sakkuru/visual-studio-code-72794430
佐川 夫美雄さんのAngular 2 のハンズオン。
ハンズオンは何の予習もなしに参加してたので、ちゃんとできませんでした・・・。
前々からNode.jsというものが何なのかつかめないけれど、
簡単にできそうなことは分かりました。
あとVSCodeのスニペット機能が便利ということが分かりました。
資料 Angular Handson Geek Women Japan · GitHub
きちんと作れなかったけれど、あとで試してみて、
Reactなどと比較できたらいいなと思います。
この辺の技術、押さえておきたいです。
「Xamarin ハンズオン(Xamarin を実際に触ってみてアプリを作ってみよう!)」
(ちょまどさん @chomado)
始まると場の空気が変わりました。
ちょまどさんという方を初めて知ったのですが、相当の人気者というか変わり者というか、
アイドルみたいな感じの人です。プログラマ兼漫画家とのことです。
で、ちょまど氏が伝導するのはXamarinです。
どこからかJSONを取ってきて一覧表示するアプリを作ってみましょうという話です。
ちょまど氏のマシンがフリーズしたり
備え付けマシンの環境が古かったりでなんかぐだぐだな感じはありましたが、
なんとなくわかりました。
XAML手打ちするのめんどいと思って敬遠していたのですが、
プロジェクト作ったらもうあとは作るしかない、みたいな感じです。
そんなに難しくなさそうです。
でもXAML手打ちするのか・・・。
資料
GitHub - chomado/SimpleList
「LT大会」
「エンジニアじゃないけどエンジニア向けイベントに紛れ込んでみた」
(gocci さん GOCCI - Qiita)
Quiitaで有名なincrementsで広報をやっているgocciさん
GeekWomenJapanで活動してみてのお話
私の周辺だと男性ですらイベントにあまり参加しないので、
なおさら「男性ばかりのイベントで気後れする」ということが女性にはあるのかもしれません。
こういう団体があるということを職場で伝えたいと思いました。
「画像ファイルを使わずにHTMLとCSSでGeekWomanJapanロゴを描く」
(片寄里菜さん @se_lina08 )
感想として「こういうことをやって発表してもいいんだ!」と思った。
何かテーマを探してやってみて発表する。 私は人前で話すのが苦手なので率先して何も言えないけれど、 何かできそうと感じられるHTML+CSSでのロゴ描画でした。
資料 Geek women japanのロゴをhtmlとcssで作る2
「エンジニア界隈の歩き方 ~未経験から始めるエンジニア生活~」
(ちゃんとくさん @tokutoku393
)
どうやってエンジニアになったか ->「未経験☆歓迎」な求人を探す。
感想:「これだ。」
エンジニアになってからの勉強について
OJT < 勉強会 << 作ってみる < 書いてみる << 話してみる
学ぶより作るほうがためになる。でも、書いたり、さらには話したほうがずっとためになる。
一見意識が高い人でも、結構勉強どまりになってしまったりもするので、
お互い刺激しあって次のステップを目指せればいいのではないかと思いました。
エンジニアにはいくつかタイプがある。
「なりたい像をハッキリ持つ」
→「掛け合わせタイプ」、目指したいです。
昔から会計×プログラミングを売りにしたいと思っていました。
(最近もう少し楽しい方向性もいいなとは思っているのですけど)
「自作有害コンテンツ検知してみよう」
(まーやさん @maaya8585)
画像をアダルト判定する話です。
自作のエロフィルターが意外と簡単に作れちゃうということでした。
Azureでそんなことができるらしい。
Microsoft Cognitive Services
Computer Vision API
このようなAPIは、Azure か Google Cloud Platform にしかないそうです。
資料 201703gwjpms by maaya ishida
「MVPのここが凄い!」
(戸倉 彩さん @ayatokura)
MVPのすごいところを紹介。
知っている人や知らなかった人がいっぱい紹介されていました。
感想
今まであまりこういうイベントに参加してこなかったのですが、今回えいやっと参加しました。 行ってみると楽しかったです。 みなさん楽しそうに登壇しているのが見られてよかったです。
普段は辛気臭い(地道な?)仕事をしているので、こういう明るいところにたまに出てこようと思います。
コミュ障だけどいつか懇親会にも参加したい・・・。